ビートたけし、長嶋茂雄さん死去に「同じ時代を生きた神のような存在」
2025年6月3日、プロ野球界の「ミスター」こと長嶋茂雄さんが、肺炎のため89歳で逝去されました 。この訃報に接し、多くの人々が深い悲しみに包まれています。
「同じ時代を生きた神のような存在」と語るビートたけし
ビートたけし
その中でも、タレントで映画監督のビートたけし（北野武）さんは、自身の公式サイトで次のように追悼のコメントを発表しました。
「実際にそうなってみると気が抜けた感じがしてしょうがない。長嶋さんは、同じ時代を生きた神のような存在だった。物心ついて野球に目覚めてから数十年、ファンという感情以上のあこがれを持っていたし、その存在をずっと意識し、活躍にいつも励まされる思いだった。本当にショックだ」
たけしさんの言葉からは、長嶋さんへの深い敬愛と喪失感が伝わってきます。彼にとって長嶋さんは、単なる憧れの野球選手ではなく、人生の指針となる存在だったのでしょう。
「ミスタープロ野球」「栄光の男」
長嶋茂雄
長嶋茂雄さんは、1958年に読売ジャイアンツに入団し、通算2471安打、444本塁打、1522打点、打率.305という輝かしい成績を残しました 。その華麗なプレースタイルと人柄から「ミスタープロ野球」と称され、1974年の現役引退時には「我が巨人軍は永久に不滅です」という名言を残しました。引退後は監督としても活躍し、チームを2度日本一に導きました。
また、長嶋さんは2001年に読売ジャイアンツの終身名誉監督に就任し、2013年には国民栄誉賞を受賞、2021年には野球界初となる文化勲章を受章するなど、その功績は計り知れません 。彼の存在は、野球界のみならず、日本社会全体に大きな影響を与えました。
たけしさんが語った「同じ時代を生きた神のような存在」という言葉は、多くの人々の心に響きます。長嶋さんの姿は、テレビや球場を通じて、私たちの記憶に深く刻まれています。その明るい笑顔、勝負強さ、そして人間味あふれるキャラクターは、今もなお多くの人々の心に生き続けています。
北大路欣也
長嶋さんの訃報に接し、各界からも追悼の声が寄せられています。俳優の北大路欣也さんは「野球の世界を通して、人間の輝きと、生かされている喜びと幸せ、私たちに力強くその波動を送り続けてくださった」と述べ 、
長嶋茂雄と大谷翔平
セコムのTVCMで共演した大谷翔平は自身のインスタグラムに長嶋さんと一緒に写った写真を３枚投稿し、「心よりご 冥福 をお祈りいたします」と追悼しました。
また、セコムは「長嶋さんのご功績に深く感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とコメントを発表しました 。
長嶋茂雄さん、ご遺体が自宅に戻る…一茂さん、三奈さんに付き添われ 王貞治氏も訪れる
長嶋茂雄さん、ご遺体が自宅に戻る…一茂さん、三奈さんに付き添われ 王貞治氏も訪れる
長嶋さんの遺体を乗せたとみられる車が都内の自宅に到着しました。長男の一茂さん、次女の三奈さんが付き添い、その後、ソフトバンク王貞治球団会長（85）が自宅を訪れました。
長嶋茂雄さんの存在は、時代を超えて多くの人々に影響を与え続けています。その功績と人柄は、これからも語り継がれていくことでしょう。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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