中居、国分ときて次は岡村か!

岡村隆史
岡村隆史といえば、ナインティナインとして長年テレビ界の第一線で活躍してきた人気お笑い芸人である。バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』の「ゴチになります!」など、数々の人気番組でお茶の間に笑いを届けてきた。しかし、ここにきて再び、彼の過去の発言や人間関係が問い直されつつある。
「今度は岡村隆史がヤバい」——そう囁かれる背景には、彼の過去の問題発言、そして今世間を騒がせる人物との“距離の近さ”がある。
コロナ禍の問題発言——「風俗に女性が流れてくる」発言の衝撃
2020年4月、岡村隆史が自身のラジオ番組『オールナイトニッポン』で発したある発言が世間を騒がせた。
「コロナが終わったら、可愛い子が風俗に流れてくる。今は我慢したほうがいい」
この発言はすぐさまSNS上で炎上。「女性蔑視」「貧困への無理解」といった批判が殺到し、多くの女性団体や人権擁護団体から抗議の声が上がった。当時は全国的にコロナ禍で多くの人が困窮しており、特に非正規雇用やパートタイムの女性が経済的な打撃を受けていたタイミングだった。
岡村はその後、番組内で謝罪し、「軽率だった」と釈明したものの、メディアや視聴者の間では“本音が出た”と感じた人も少なくなかった。彼がテレビに復帰するまでの間、一定の冷却期間を設けたが、社会全体の記憶からは完全には消えていない。
中居正広、国分太一——“旧ジャニーズ”とつながる人脈
さらに岡村隆史の人脈が再注目されているのは、最近スキャンダルに揺れる“元ジャニーズ”勢との交友関係にある。
中居正広とはかねてより親交が深く、テレビ番組でもたびたび共演していた。岡村の復帰時には中居が出演し、「岡村くん、また戻ってきたな」と励ます場面も放送され、多くのファンが“友情”として受け止めていた。
しかし、2024年末から中居正広に関して、一部週刊誌やネットメディアで女性問題やパワハラ疑惑などが報じられるようになり、イメージが揺らぎ始めた。あくまで“疑惑”の段階であるものの、世間の目は厳しい。
また、同じく旧ジャニーズ所属の国分太一とも岡村は長年の友人関係にあり、『TOKIOカケル』などで共演する姿も見られた。ところが最近では、国分にも「女性スタッフへの不適切な振る舞い」や「プライベートでの問題行動」といった報道が相次ぎ、ネットでは“芸能界の裏の顔”として注目されている。
こうした人物との交友は、単なる友人関係として片づけるにはあまりにも世間の目が鋭くなってきているのが現状だ。
繰り返される“笑い”の中の差別と無理解
岡村隆史の発言には、長らく“笑い”の中に社会的な偏見や差別が含まれていたという指摘もある。とくに女性や弱者に対する目線に疑問を持つ声が多い。
たとえば彼の“女性が怖い”という持論は、過去にバラエティでも何度か披露されてきたが、ジェンダー平等が社会のテーマとなる現在では、「未熟さの表れ」とも言われている。そこには「女性は男性に好かれるために存在する」「美人であるか否かが価値を決める」といった価値観が色濃く残っており、近代的な価値観との乖離が否めない。
岡村自身が過去にうつ病を患い、復帰して以降は「人の痛みがわかるようになった」と語っていたにもかかわらず、風俗発言のような無神経さが残っていることに、世間はある種の“失望”を感じたのかもしれない。
テレビの限界と時代のズレ
テレビ界の大物芸人たちが抱える“昭和・平成的価値観”は、令和の時代にはそぐわないことが増えている。岡村隆史も例外ではない。彼が長年築いてきた芸風やトークスタイルは、かつては“毒舌”として許容されてきたが、今では“差別的”と捉えられることも多い。
また、テレビの視聴者層も変化しており、若年層はYouTubeやTikTokなどのSNSで価値観を育んでいる。そのため、「地上波の笑い」に対する評価も厳しく、岡村のような旧来型の芸人が時代に取り残されつつあるのも事実だ。
岡村隆史はどこへ向かうのか
一連の騒動を経て、岡村隆史が今後どう行動するかは注目されるポイントだ。かつての謝罪以降、慎重な発言が増えた印象もあるが、完全に“信頼を回復した”とは言い難い状況である。
そして今、彼の人脈や交友関係に光が当てられたことで、過去の問題が再び蒸し返される形となっている。「反省を活かしているのか」「本当に価値観が変わったのか」といった視点で、彼の言動が改めて精査されていくことになるだろう。
まとめ
岡村隆史という存在は、日本のテレビ史にとって間違いなく重要なピースの一つである。しかし、過去の発言や交友関係、そしてそれが象徴するような“価値観の古さ”は、令和の社会においては大きな疑問符がつく。今こそ、芸能界全体が価値観のアップデートを求められている中、岡村がどう変わっていくのか、あるいは変われるのか——それが試されている。
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